抜毛症の方に多いようです。
抜いた髪を食べてしまう行為。
私もです。
正確にいうと、
毛根というのでしょうか。
抜いた部分についている
透明なぷっくりしている部分。
なにがきっかけか、
いつしか口にいれるようになっていました。
特に美味しくもないですし、そもそも味もありません。
先端に血が少し滲むくらいに
ぷっくり抜けた毛根は、
歯で噛むとプチッとなんともいえぬ食感でした。
無心で抜き続け、
透明な毛根がついていたときは、口元へ運ぶ、
そんな感じでした。
40歳を過ぎた今、
無心に抜き続けるという感じもなくなりましたが、
手持ち無沙汰?
ひとりきりの時になんとはなしに、
残っている短く少ない髪を指に絡めて抜いてしまう、
というのは未だにあります。
もうすでに罪悪感とか焦りのようなものはなく、
悪習だなぁ、と思いながら自覚しながら、です。
もしも毛根に特別な栄養があったり、
毒のような成分が含まれていたりしたら、
私の体は大きな影響を受けていただろうな、
と思えるほど食べていました。
(今もときどき)
書いていて自分が気持ち悪いです。
こんなでも、
友人もいて、仕事もして、母になり、
生活しています。
いま、お若くて悩みの渦中にいる方、
私は抜毛症を克服することができず、
治し方は分かりませんが、
自分のこと知ってもらうことで
少しでも不安な思いに寄り添えたらと思っています。
苦労も多いですが、
不幸だと感じてはいません。
こんな人生を歩んでいる人もいます。